ビオトープ池防水シートに関して

学校ビオトープ事業において「トンボ池」・「ホタル池」・「せせらぎ水路」等の親水施設を
築造するに当り防水処理が大切です。
昔のように水田に使う粘土やため池の堤防に用いられた鋼土(はがねど;粘性土)は現在入手
困難になっています。付近に放置田や埋められるため池があればそこの底部にある粘土をいた
だければ良いのですが、なかなか手に入りません。
そこで、防水シートの使用が考えられます。防水シートを材質で大別すると、

           ○土木シート(ポリエチレン製)

           ○ゴムシート

○ベントナイトシート

○ベントナイト+ポリエチレンシート

がビオトープ池でよく使用されています。
そこで、各製品の比較一覧を示しますと、

種別

特徴

施工性

価格

ポリエチレンシート

厚さが1mm薄い。

衝撃による破損の恐れが有る。

容易。接続部は接着剤使用。

2,700/2

ゴ ム シ ー ト

半永久的に使用可。

接続部は接着剤使用。

3,250/2

(ボンド含む)

ベントナイトシート

天然の素材を使用。

接続は継ぎ手部を20cm程重ねるだけ。

3,500/2

ベントナイト

+ポリエチレンシート

ポリシートが原則防水を行う、シートに孔が開いた場合、ベントナイトが吸水による膨張で孔を塞ぐ。

継目を重ね、専用テープを張り継ぎ手をとめる。

ポリシートであるために曲線部の施工が難しい。

3,500/m2